震災から5年が過ぎました

森は海の恋人事務局ブログ

2016年03月12日 00:02

時間の経過とともに、毎年3月11日が過ぎることが恐ろしく思うことがあります。
それは、毎年3月12日からは報道等の露出が極端に減り、3月半ばになるともろに風化を感じるようになることです。
「あの時は大変だったね」という感覚も、不思議なことに3月半ばになると被災した地域ですら薄れます。
しかも、去年よりも今年の方が風化が激しく、来年の3月半ば以降はもっと風化していると予想されます。
仕方がないことかもしれませんが、毎年3月11日が近づくにつれて不安になってしまいます。
もちろん、もう「被災者状態」にあるわけではなく、「被災地」というには形が変わり過ぎています。
遠い過去の出来事になっていることは何となく見えますが、現状は未だ復旧作業中であり、復興とは言えない状況にあります。
防潮堤問題についても、地元の方から「まだやってるの?」と聞かれることもあります。
少し切なくなりますが、せめて自分の住んでいる地域のことくらいは本気で考えたいのです。




あなたにおススメの記事
関連記事