2021年04月02日
珍しい工事 その後
東日本大震災の影響で40年以上も耕作放棄地だった土地が塩性湿地(干潟)へと生まれ変わりました。
1940年代までは天然の干潟だった場所なので、震災の影響で元の姿に戻ったとも言えます。
森は海の恋人では、その塩性湿地の保全活動を続けています。
震災直後は地殻変動により約70㎝の地盤沈下が確認され、湿地内はアサリやウナギ等の生物の住処となり豊かな自然環境へと移り変わろうとしていました。
しかし、その後は地盤の上昇が続き陸地化が進行しています。
2019年9月には、国内で初めて災害復旧工事として、湿地と河川とを隔てている河川護岸の一部開削が実施され、満潮になると海水が川を遡上し、湿地内へと流れ込む水の動線が確保されました。
新たに、先日からは湿地内の一部を掘削が始まりました。
深場を作り、湿地内の生物が棲みやすい環境を整備することが目的です。
深さにグラデーションを持たせ最大約2mまで掘り下げます。
今後、生態系がどのように移り変わって行くのかを研究者と協働で調査をしながら見守り、湿地を含む流域全体を順応的に管理していきます。
1940年代までは天然の干潟だった場所なので、震災の影響で元の姿に戻ったとも言えます。
森は海の恋人では、その塩性湿地の保全活動を続けています。
震災直後は地殻変動により約70㎝の地盤沈下が確認され、湿地内はアサリやウナギ等の生物の住処となり豊かな自然環境へと移り変わろうとしていました。
しかし、その後は地盤の上昇が続き陸地化が進行しています。
2019年9月には、国内で初めて災害復旧工事として、湿地と河川とを隔てている河川護岸の一部開削が実施され、満潮になると海水が川を遡上し、湿地内へと流れ込む水の動線が確保されました。
新たに、先日からは湿地内の一部を掘削が始まりました。
深場を作り、湿地内の生物が棲みやすい環境を整備することが目的です。
深さにグラデーションを持たせ最大約2mまで掘り下げます。
今後、生態系がどのように移り変わって行くのかを研究者と協働で調査をしながら見守り、湿地を含む流域全体を順応的に管理していきます。
Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 06:14│Comments(0)
│徒然日誌