時間が過ぎるのが早い。
一日があっという間に過ぎていく。

NPOの必要書類がバックアップデータごと津波で流されたため、
法務局等の施設オリエンテーリングをしなければならない。

その間、スクールスタッフのナベさんとワックに避難所を回ってもらった。



ナベさん日記
神奈川から気仙沼についた日、あらかじめ避難所名簿を調べ見つけていた、
サマースクールに参加した子に会いに行きました。
避難所の校舎でバッタリ出会うと、互いに目を合わせ、しばら～くそのまま無言でジーッ・・・。
覚えてる？と声をかけると、「ナベさんだ。びっくりしたー」。
頭を両手で掴みながら（撫でる、ではなく掴んでいた）なんと声をかけたのか覚えていません。
９カ月ぶりに会う彼女は、背が伸びて、表情も見違えるようになっていました。

数日経った今日、再び同じ避難所を訪れました。
新年度最初の登校日とのことで、避難所と同じ敷地内の校舎に向かいました。
すると玄関の脇で、また別の、サマースクール（秋のスクールも）に参加した子とバッタリ。
挨拶代わりに「ナベさ~ん」と言いつつ背中（お腹？）を叩いてくるのは以前と変わらず・・・。

その後、先日再会した彼女とも会うことができ、さらに同じ学校の、サマースクールに参加した子２人とも再会。
久しぶりに会う彼女たちは、それぞれに数か月前の面影を残しつつ、でも確実に「大人っぽく」なっていました。



帰路、彼女たちの小学校近辺を通りました。
この地域は被害が大きく、小学校の校舎も使用できないことから、新年度は避難所として過ごしている別の小学校で再開するそうです。
この学校、地域で下校直前に地震、津波に遭遇したという彼女たち。
ひと月後の被害甚大な街の姿を見つつ、自分たちの想像を超えるような体験を、今引き受け超えてゆこうとする途中なのだろうな、と思いました。