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2011年06月17日

ハタボー日記36 横の繋がり

気仙沼市の唐桑町で活動している支援団体は、緩やかに繋がりを持っている。
名称は「唐桑ボランティア団」。
始めは冗談のつもりだったのだが、そのまま認知されてしまったようだ。
支援団体が定期的に集まって情報を共有し、支援の無駄を無くして効率よく活動している。
しかも、いろんな団体が集まったのにもかかわらず、被災者側が支援要請するための電話番号は一つ。
これ、被災者としてはとてもありがたい。

気仙沼市街や、他地域でもこんな横の繋がりができれば被災者のゆとりにつながるはず。
しかし、これがなかなか上手くいかない。
もともと、それぞれのNPO等の団体はそれぞれの目的を持って活動しているため、
他団体の活動にはあまり目を向けない。
さらに、自分の団体が「やってる感」を出すことが目的になっている支援団体さえあるように見える。
まぁ気持ちは分からんでもないのだが。。

気仙沼市内でも、支援団体と地元民が集まる機会ができたらしく、
そいつは素晴らしいことだと、その会合に参加してみた。
が、結果からいうととても残念な集まりだった。
ある参加者は、自らの団体名を力いっぱいアピールし、
また、東京まで行き政治家に会って熱く語った体験談を自慢げに話すという始末。
関わりたくない怪しい支援団体と同じである。
政治家を動かすのは被災者の言動ではない。
上手く利用されているだけだということに気付いていないのだ。
つい、その旨伝えてしまった。
これは自分の反省点。
トゲのある言葉に聞こえてしまっただろうか。
やりたいことはとても単純。
気仙沼エリアの情報発信源をまとめるというもの。
よくある案ではあるが、震災から3ヶ月が過ぎてから、
そこを強くアピールされると瞬時に「お腹いっぱい」である。

商い系の会合ならば、それでも良いのかもしれない。
支援復興系の会合では、浅すぎるとしか思えない。

一番残念だったのが、集まったのは見知った団体のみ。
つまり、気仙沼市街で活動している支援団体がほとんど来ていないのだ。
そんなものなのだろうか。
気仙沼市街の情報も、遅ればせながら収集し始めないといけないような気がしてきた。

畠山信




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Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 01:39│Comments(0)徒然日誌
 
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