ナチュログ管理画面 エコロジーライフ エコロジーライフ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2011年10月17日

ハタボー日記62 九九鳴き浜

唐桑町にある鳴き砂の浜、「九九鳴き浜」の形が大きく変化した。

こちらは今年5月に撮影した写真 ↓
多くのガレキが漂着している。
ハタボー日記62 九九鳴き浜

今年10月に撮影 ↓
ボランティアの皆さんの力を借りて清掃した結果、漂着ゴミはほとんどなくなり見違えるほど美しくなった。
ハタボー日記62 九九鳴き浜



砂浜は地盤沈下のため、砂地の面積が減少したと思っていた。
しかし、砂浜もいきもの。山際へ砂が移動し、砂浜から一段上がったの林まで砂が広がっていた。
さらに奥の水田跡地まで砂が侵入している。
ハタボー日記62 九九鳴き浜

写真左側の、砂浜から一段高い部分まで砂が移動している。
ハタボー日記62 九九鳴き浜


砂は満潮時に海水で揉まれて動き、酸素を供給されるため腐敗しない。
しかし、奥まで入り込んだ砂は動かない。
それなりの生態系ができていくのだと思う。
こちらにも定期的に足を運ばなくては。。











最近は支援団体から抜けた方からの相談件数が多い。
支援団体内部の問題や、ボランティアシンドロームなどなど。
被災者の心のケアも大切だが、支援者の心のケアも必要だ。
学生ボランティアの中には、被災地で活動した後に心を病んでしまう人が少なくないという。
また、ボランティアに来ている人の中には自分の居場所を求めている人も確実にいる。
困っている人の為に手を差し伸べ、「ありがとう」を受け取ることに陶酔しているように思う。
自分の生活をかえりみず、他人(被災者)の生活だけを考えて行動することは美しくも見える。
しかし、被災者からの要望が減り、自分の居場所が減ってくると突然不安に襲われる。
そんな支援者が多くなってきたように感じる。
もともと支援活動を事業としている団体の方はそれなりの教育を受け、それなりの心構えでいる。
その差は大きい。

組織としての問題もあるように思う。
ある程度の支援活動を完了すると、「お疲れ様」の一言でスタッフを切り捨てる団体もあるそうな。








人の悩みを聞いてばかりいると、こちらもしんどくなってくる。
一応、ワタクシも被災者なんですけど。。。


畠山信




このブログの人気記事
珍しい工事 その後
珍しい工事 その後

同じカテゴリー(徒然日誌)の記事画像
真牡蠣のはなし
ホタテ貝のつながり
『ヒラムシ』という生き物
良いお年を!
おかえりモネの舞台
珍しい工事 その後
同じカテゴリー(徒然日誌)の記事
 真牡蠣のはなし (2023-08-10 18:02)
 ホタテ貝のつながり (2023-01-19 15:10)
 『ヒラムシ』という生き物 (2023-01-16 15:03)
 理事長挨拶! (2023-01-13 16:49)
 良いお年を! (2022-12-30 20:17)
 おかえりモネの舞台 (2021-07-04 20:31)

Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 10:11│Comments(8)徒然日誌
この記事へのコメント
うわぁ、ホントにきれいになりましたね~。
集めた漂着物の山もほとんど片付けられて、スッキリ!
なんだかわが事のように嬉しいデス(笑)

さっそく、海仲のTwitter とFacebookページにリンクさせていただきました!
(事後報告でスミマセン)
Posted by ちぃ at 2011年10月17日 16:07
九九鳴き〜〜〜(涙)
近々足を運びたいです。


山がよんでますょね?w
明日は野口健さんのトークライブがありますね〜
Posted by わっく at 2011年10月18日 02:44
大変なご苦労だったと思いますがきれいになって素晴らしいです

砂が林の中に広がっていくというのも興味深い...

なかなか力になれませんが地味に応援してます!!
Posted by とにとに at 2011年10月18日 21:36
お身体(心も)ご自愛ください。
Posted by オグ at 2011年10月20日 23:59
ちぃさん
九九鳴き浜、驚くほど美しくなりました!
お時間あるときにでもいらっしゃってください!!


わっくさん
ご無沙汰です~。
浜は生き物ですなぁ。
どんどん変化していきます!
これは見ておく価値有りです!!


とにとにさん
いつも応援していただき感謝です!
こんど一献やりましょう~。


オグさん
お心遣いに感謝申し上げます。
流行りにのって風邪をひいてしまいました。。
そしてぶり返しております。。。。。
が、食って治すの精神で乗り越えてみせます!!
Posted by mori-umi事務局mori-umi事務局 at 2011年10月24日 14:58
こんばんは、先週土曜日は、朝ごはんのお寛ぎのところにお邪魔してしまい、どうも失礼いたしました、、、
うぅむ、そうですか、、ボランティアの心のケア相談が、信くんのところにかかるのですか、、。この四月の始めから、支援者側の心のケアや居場所作りについては、某団体の内部では問題提起していたのですが、うまく形にできないままにそこからは離脱してしまい、お役に立てず申し訳ないです。。
居場所とか自己承認できる場所探しというのは、震災前から、無縁社会とかいう言葉が流行るくらいに現代日本の病巣なので、さもありなんなんだけど、どうにかして、信くんに相談するまえに、ボランティアサイド、支援者同士で自己完結してくれるといいねぇ。同窓会つくるとか、サークルつくるとか、なんでもいいから。要請がなくても、まだまだまだまだいくらでも、作業は作れるような気もするんだけど、、、。
居場所のないかたのなかに、東京のかたがおられたら、気仙沼の歴史勉強会とか、お父様のご本を読む読書会を東京で開くとかね。もしやってくださったら、私が心から感謝しちゃうのだけど、私じゃだめかなぁ、、、
ちなみに復興サポーターズの一期生は東京で同窓会サークルをつくり、定期的に飲み会をしています。同窓会マネジメントは、意外と作業工数かかるので、居場所や時間をもてあましている人におすすめかも。
何はともあれ、信くんは、お大事にしてね。お祈りしています。
Posted by せがわ妹 at 2011年10月25日 04:08
せがわ妹さん

いつも温かく見守って頂き感謝しております。
被災者、支援者双方の状況が刻々変わり、状況の変化を捉えるだけでいっぱいいっぱいになりますな。。
まぁ体は丈夫なほうなんで大丈夫です!

畠山信
Posted by mori-umi事務局mori-umi事務局 at 2011年10月26日 23:33
信さん、

くふふ、来月2週目に行かれるやもしれません!
まだ「かもしれませぬ」なのですが・・・・
行かれるといいなぁ!!
(白鳥はもういないのでしょうか・・・?)
Posted by ちぃ at 2011年10月28日 22:33
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ハタボー日記62 九九鳴き浜
    コメント(8)