2014年12月31日
2014年ざっくりハイライト
皆様
今年もお世話になりました。
NPO森海会員の皆様をはじめ多くの方々に支えられ、当法人の各種活動(環境教育、環境保全(環境調査)、森づくり、まちづくり)を展開することができ、東日本大震災からの復旧・復興、人と自然とがバランス良く互いに成り立つ地域づくりへと、歩みを進めることができました。
心より感謝申し上げます。
あっという間に大晦日です。
2014年は復旧から復興へと目まぐるしく変化するフェーズとなりました。
まだまだ続く災害復旧事業。
それに伴い、津波被害以上とも思えるほど激変していく自然環境。
保護することで経済的価値をも見出しつつ、後世に残すべき繋がりをもった自然環境を少しでも多く産出できればという思いで活動を続けて参りました。
様々な事情がございますため、すべての活動や状況をお知らせできないことを申し訳なく思っております。
いつかお話できる時が来たときは、きっと全てを笑顔でお話しすることができるでしょう。
さて、森海の2014年の活動ハイライト(ざっくり)をまとめました。
皆様に感謝をこめて。。。
2014年の1月、九九鳴き浜にて地元高校生の体験学習からのスタートでした。
九九鳴き浜も震災で地盤沈下しているため、砂浜の形状が日々変化し、豊かな生態系を醸しております。
一方で、気仙沼市野々下海岸の防潮堤の一部が出来上がりました。
管理者は林野庁。「防風林を守るための防潮堤」とのこと。
写真の続きの防潮堤は宮城県管理。
現在、建設が始まっておりますので、お越しの際はぜひご覧頂きたいですね。
富士通環境本部の方々とのコラボで、イカダの上に設置した海水温センサー。
WEBで常に確認できる状況になると、生産者としてはありがたいですな。
2月、森海のフィリピンでの事業(JICA)が本格的に始まりました。
研究者や教育機関等とのコラボで展開される環境意識の向上を目指したプロジェクト。
活動の拠点となるネグロス島シライ市の市長さんもとても協力的です。
3月、震災で焼失した和船あずさ丸でしたが、アサヒビールホールディングス様のご支援のもと、復活させることができました!
写真は進水式の様子。
4月、新たな拠点となる「森里海研究所」が竣工しました!
日本財団(番屋プロジェクト)、京都大学、NPO森は海の恋人の共同プロジェクトです。
5月、体験学習に来られる学校さんも続々と!
あずさ丸も大活躍でございます!!
フィリピン事業にて、現地の方々(研修生)が来日され、気仙沼市への表敬訪問をされました。
6月、第26回「森は海の恋人植樹祭」!
1,400名くらいの参加者で大いに盛り上がりました!!
震災後の自然環境を生かした地域づくりに、日立環境財団より環境賞(審査員特別賞)を頂戴しました!
必然から生じた活動が対外的に評価されたことは大変ありがたいことです。
7月、体験学習続々!
自由時間ともなると、子供たちは勢い余って海に突っ込んでいきます。
よきかな~。
このころから、川ではニホンウナギを見かけるようになりました。
崩れた護岸に住み着いております。
8月、森海夏合宿開催!(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境基金助成)
自然の繋がりを体感する3泊4日。
「遊んで釣って食って寝る」の中に様々な学びがあります。
毎年開催している京都大学ポケットゼミ。
縦割りではなく、横断的学問である森里海連環学を学ぶため、理系のみならず各分野の学生が同じ体験をする機会でございます。
夜釣りで釣れたハモを自分たちで捌きます。
そして「焼き」、「食う」という一連の流れを体感。
9月、震災直後から現在も継続して実施している自然環境調査。
多くの研究者の方々のご協力のもと、ほぼ毎月継続して実施しております。
調査項目は様々。生物相の変化が大変興味深く、大変勉強になります。
地元小学校の体験学習。
海辺で生活していても、海とかかわることが少なくなった子供たち。
地元を知り、海を知り、たくましく育ってほしいと心から思います。
10月、森海秋合宿!(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境財団助成)
舞根湾のほとりでキャンプ生活をしながら、森と海とのつながりをまなぶ2泊3日。
サバの群れが押し寄せ、参加者全員が釣って捌いて食うをじっくりと体験いたしました!
11月、森海フィリピン事業(現地の自然環境調査)でございます。
現地の大学とも協働し、森・川・海の生物や物質循環にかかわる調査を実施。
爬虫類班が捕獲してきたヘビ。
うむ、オスですな。
西舞地区の防災集団移転事業(高台移転)の工事が今年度で完工、引き渡しされる見通しとなりました。
私も家を流されたので、移転を希望している一人でもあります。
工事に伴う土砂の流出が確認され、水産業に被害がありました。
12月、森海こどもクラブ「みんなで釣りしよう!」を開催しました!!
(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境基金助成)
釣りをしたことがない子供も多いので、釣竿などの道具の説明から!
なかなか釣れないと思いきや、大きなアイナメを釣り上げました!!
「釣った者が捌く」というルール。
そしてみんなで美味しくいただきます!
今年は本当に多くの方々との出会いや再会があり、みなさまに支えられながらも共に歩み出す年でございました。
心より、感謝申し上げます。
2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
NPO法人森は海の恋人
スタッフ一同
今年もお世話になりました。
NPO森海会員の皆様をはじめ多くの方々に支えられ、当法人の各種活動(環境教育、環境保全(環境調査)、森づくり、まちづくり)を展開することができ、東日本大震災からの復旧・復興、人と自然とがバランス良く互いに成り立つ地域づくりへと、歩みを進めることができました。
心より感謝申し上げます。
あっという間に大晦日です。
2014年は復旧から復興へと目まぐるしく変化するフェーズとなりました。
まだまだ続く災害復旧事業。
それに伴い、津波被害以上とも思えるほど激変していく自然環境。
保護することで経済的価値をも見出しつつ、後世に残すべき繋がりをもった自然環境を少しでも多く産出できればという思いで活動を続けて参りました。
様々な事情がございますため、すべての活動や状況をお知らせできないことを申し訳なく思っております。
いつかお話できる時が来たときは、きっと全てを笑顔でお話しすることができるでしょう。
さて、森海の2014年の活動ハイライト(ざっくり)をまとめました。
皆様に感謝をこめて。。。
2014年の1月、九九鳴き浜にて地元高校生の体験学習からのスタートでした。
九九鳴き浜も震災で地盤沈下しているため、砂浜の形状が日々変化し、豊かな生態系を醸しております。
一方で、気仙沼市野々下海岸の防潮堤の一部が出来上がりました。
管理者は林野庁。「防風林を守るための防潮堤」とのこと。
写真の続きの防潮堤は宮城県管理。
現在、建設が始まっておりますので、お越しの際はぜひご覧頂きたいですね。
富士通環境本部の方々とのコラボで、イカダの上に設置した海水温センサー。
WEBで常に確認できる状況になると、生産者としてはありがたいですな。
2月、森海のフィリピンでの事業(JICA)が本格的に始まりました。
研究者や教育機関等とのコラボで展開される環境意識の向上を目指したプロジェクト。
活動の拠点となるネグロス島シライ市の市長さんもとても協力的です。
3月、震災で焼失した和船あずさ丸でしたが、アサヒビールホールディングス様のご支援のもと、復活させることができました!
写真は進水式の様子。
4月、新たな拠点となる「森里海研究所」が竣工しました!
日本財団(番屋プロジェクト)、京都大学、NPO森は海の恋人の共同プロジェクトです。
5月、体験学習に来られる学校さんも続々と!
あずさ丸も大活躍でございます!!
フィリピン事業にて、現地の方々(研修生)が来日され、気仙沼市への表敬訪問をされました。
6月、第26回「森は海の恋人植樹祭」!
1,400名くらいの参加者で大いに盛り上がりました!!
震災後の自然環境を生かした地域づくりに、日立環境財団より環境賞(審査員特別賞)を頂戴しました!
必然から生じた活動が対外的に評価されたことは大変ありがたいことです。
7月、体験学習続々!
自由時間ともなると、子供たちは勢い余って海に突っ込んでいきます。
よきかな~。
このころから、川ではニホンウナギを見かけるようになりました。
崩れた護岸に住み着いております。
8月、森海夏合宿開催!(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境基金助成)
自然の繋がりを体感する3泊4日。
「遊んで釣って食って寝る」の中に様々な学びがあります。
毎年開催している京都大学ポケットゼミ。
縦割りではなく、横断的学問である森里海連環学を学ぶため、理系のみならず各分野の学生が同じ体験をする機会でございます。
夜釣りで釣れたハモを自分たちで捌きます。
そして「焼き」、「食う」という一連の流れを体感。
9月、震災直後から現在も継続して実施している自然環境調査。
多くの研究者の方々のご協力のもと、ほぼ毎月継続して実施しております。
調査項目は様々。生物相の変化が大変興味深く、大変勉強になります。
地元小学校の体験学習。
海辺で生活していても、海とかかわることが少なくなった子供たち。
地元を知り、海を知り、たくましく育ってほしいと心から思います。
10月、森海秋合宿!(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境財団助成)
舞根湾のほとりでキャンプ生活をしながら、森と海とのつながりをまなぶ2泊3日。
サバの群れが押し寄せ、参加者全員が釣って捌いて食うをじっくりと体験いたしました!
11月、森海フィリピン事業(現地の自然環境調査)でございます。
現地の大学とも協働し、森・川・海の生物や物質循環にかかわる調査を実施。
爬虫類班が捕獲してきたヘビ。
うむ、オスですな。
西舞地区の防災集団移転事業(高台移転)の工事が今年度で完工、引き渡しされる見通しとなりました。
私も家を流されたので、移転を希望している一人でもあります。
工事に伴う土砂の流出が確認され、水産業に被害がありました。
12月、森海こどもクラブ「みんなで釣りしよう!」を開催しました!!
(コスモ石油エコカード基金助成、地球環境基金助成)
釣りをしたことがない子供も多いので、釣竿などの道具の説明から!
なかなか釣れないと思いきや、大きなアイナメを釣り上げました!!
「釣った者が捌く」というルール。
そしてみんなで美味しくいただきます!
今年は本当に多くの方々との出会いや再会があり、みなさまに支えられながらも共に歩み出す年でございました。
心より、感謝申し上げます。
2015年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
NPO法人森は海の恋人
スタッフ一同
Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 23:16│Comments(0)
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