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2017年04月06日

宮城県の原発について(女川町)

「原発依存の女川町」
トゲのある言い方かもしれませんが、私なりに調べてみた結果、この呼び名は正しいという結論に達したので書いておこうと思います。

原発がある最も身近な自治体、宮城県の女川町がどのくらい原発に依存しているかを調べてみました。
(※詳しい方、間違っていたらご指摘頂けると助かります)
近年では年間約800,000,000円を電源立地地域対策交付金として国から受け取っているんですね。原発関係の固定資産税と電源立地地域対策交付金等で年歳入の約6割〜7割。その原発関連のお金で公共施設を回しているということですな。温泉施設、物産センター、学校やこども園、街づくり拠点施設等々の公共施設は原発のお陰で維持できる、ということのようです。つまり、女川町のまちづくり活動は原発に支えられてるということですな。
ついでに、宮城県もお金頂いちゃってるみたいですねぇ。石巻市も年間約250,000,000円ほど。白石市や大崎市も年間約10,000,000円から20,000,000円弱頂いちゃってます。

宮城県の女川町は、結局、原発に依存してるんだぁという結論。
気になったのはまちづくりで頑張っている方々。
何名かに聞いてみたところ「原発依存から抜け出すために頑張ってる」という方もいれば、「そうなんだぁ」と以外にも知らない方も。
また、「原発で食うしかないんだよっ!」と怒り出す方もおり、町内で頑張っている方々の中でもいろいろな考えがあるんだなぁと思いました。
ただ、共通していたのは「町内では原発の話はしない」ということでした。
理由は「怒られるから」とのこと。
まぁ役場関係は必死でしょうからね。特に外部から入った方々に対してはそういう態度になるのでしょう。
原発にぶら下がったまちづくりが嫌になる方もいるようですね。
悪いヤツはどこにでも居るように、真っ直ぐな人もどこにでも居るもんです(少ないですが)。それが救いではありますね。

女川町は、原発関連で貰えるお金で町の財政がある程度確保されているからこそ、他の被災した市町村と比べるとゆとりのあるまちづくりができる、といったところでしょうか。
女川町の原発の前の防潮堤も巨大なものができたので、観光地としてはアリなのかもしれません。
原発と巨大防潮堤セットで見れます、みたいな。

また、女川町の財政は何かしらの会計操作が行われている可能性が指摘されておりますね。(なんか昔の夕張市のような臭いがしますな。。)
まぁ原発関連であればどんな悪事でも普通、みたいなところはあると思います。ただ、そんなんでまちづくりとか言われてもなぁと考えてしまいます。
真っ直ぐな人は応援したいとは思うのですが。

参考までに、こちらをご一読ください。

経済学者の衣笠達夫 「原子力発電所と市町村財政」




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Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 21:24│Comments(0)徒然日誌
 
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