ナチュログ管理画面 エコロジーライフ エコロジーライフ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2020年03月11日

あの日から9年

東日本大震災から9年が経ちました。
皆様に支えられ今日を迎えられたこと、改めて感謝申し上げます。

あの日から9年
あの日は湿った重い雪が降っていましたが、凍える感覚すらなく、避難した高台から流されていく家々を見つめていたことを思い出します。



あの日から9年
あの日から9年
あの日から9年
あの日から9年
次なる災害への備えてしてのハード事業は大切ですが、それにより失われるものも多くあります。
現在、災害復旧工事は道路や防潮堤などのハード事業が進みました。
それにより海辺の自然環境は震災前よりも乏しくなったと言えます。




あの日から9年
大津波が去った後には多くのガレキが残され、その片付けが一段落したころ、豊かな自然環境が再生しつつあることに気が付きました。
地殻変動の影響で地盤沈下し、海辺にあった耕作放棄地が塩生湿地へと姿を変えていたのです。
2mmほどのアサリの稚貝が発見され、また、ハゼ類などの魚類が生息していることが確認されました。
次に、それら餌とする鳥類が集まりだし、豊かな生態系へと回復していきました。
ある時、その塩生湿地を埋め立て、農地として利用できるよう災害復旧工事を行うという話がきました。
約40年も耕作放棄地だった農地を、国の予算で埋め立てるというのです。



あの日から9年
森は海の恋人では、この塩生湿地の保護・保全活動を続けています。
耕作放棄地を買い取り、地権者として災害復旧工事を行わないよう要望しました。
また、湿地に隣接する河川護岸の一部を災害復旧工事として開削し、湿地との通水を良くすることでさらに豊かな生態系を保つよう要望し、2019年9月に開削工事が実施されました。




あの日から9年
森は海の恋人では、今後、舞根湾へ流れ込む河川の上流部までの森づくりを始めます。
残された豊かな自然環境を保全し、次世代へ引き継ぐために。

NPO法人森は海の恋人






このブログの人気記事
珍しい工事 その後
珍しい工事 その後

同じカテゴリー(徒然日誌)の記事画像
明けましておめでとうございます!
真牡蠣のはなし
ホタテ貝のつながり
『ヒラムシ』という生き物
良いお年を!
おかえりモネの舞台
同じカテゴリー(徒然日誌)の記事
 明けましておめでとうございます! (2025-01-03 12:07)
 真牡蠣のはなし (2023-08-10 18:02)
 ホタテ貝のつながり (2023-01-19 15:10)
 『ヒラムシ』という生き物 (2023-01-16 15:03)
 理事長挨拶! (2023-01-13 16:49)
 良いお年を! (2022-12-30 20:17)

Posted by 森は海の恋人事務局ブログ at 14:45│Comments(0)徒然日誌
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
あの日から9年
    コメント(0)